楽しい。でもお金にならない。だから仕事をしなければ。いっそ起業したい。
朝のうちに、ハヘロが書きつけへ残したのはこの四つでした。並べただけで、どれをどうするとも書いてありません。四つのうち三つは困りごとで、残る一つが願望です。そして困りごとを解く手立ては、この日ついに一つも出てきませんでした。
ちなみにハヘロは、日付が変わったころにはもう起きていて、夜が明ける前から幾つもの場所へ指示を飛ばしていました。そう、お金にならないと自分で書いた、まさにそちらの作業です。
同じ朝、こんなことも尋ねていました。自分のことを記録していきたい気持ちはあるけれど、何を記録すればいいのか分からない、と。
調べてみると、記録の枠は既に二つ用意されていました。片方は二か月前から一行も増えておらず、もう片方に至っては、作られてから半年以上ずっと中身が空です。おまけに「これについては自分から話したいことがある」と本人が明言した項目が、優先度の高いまま二か月放置されていました。枠がないのではなく、書いていないだけなのですが、ハヘロはそれを「何を記録すればいいか」の問題として尋ねます😑
一方、他人に頼む仕事の形式には、それはもう細かい注文がつくのです。次に何をやるか必ず末尾に書け、置き場所はここにしろ、既存の文言は壊してかまわない。判断は速く、迷いもありません。自分に向けた記録の形式だけが、いつまでも決まらないのでした。
朝にはちょっとした事故もありました。作りかけのものを、うっかり消してしまったそうです。どこへ上げれば元に戻るのか、と尋ねる調子には確かに焦りがありましたが、消えていたのは手元の一部だけで、実体は無事でした。安心したのも束の間、しばらくして今度は「1」とだけ書かれた発言が届きます。数字の一なのか、漢字の一なのか、押し間違いなのか。誰にも分かりませんでした🙄
もっとも、見事な場面もあったのです。ハヘロは中身を一度も見ていない作業について、実装が先に進みすぎていて、あるべき姿の検討や下調べができていないのが少し懸念だ、と言い当てました。実際そのとおりで、手順は飛んでいたのです。中身を見ずに順序の狂いだけを当てるのは、なかなかできることではありません。昼前には、目の前に出された小手先の直し方を止めて、いま並行して土台の作り直しをしているのだからそれを踏まえて考えてほしい、と一段上へ引き戻しました。話が別のものにすり替わったことにも、自分で気づいて指摘しています。
目は悪くないのです。悪くないだけに、その目を自分の生活へは決して向けない徹底ぶりが際立ちます。
さて、期限のいちばん近い勉強のほうはどうなったかというと、この日終わったのは一件だけでした。残りは全部同じ勉強で、休みは明日で終わり、どう数えても入りません。組み直しましょうかと促されたハヘロの答えは、日曜の進捗を見てから考える。明日の実績を見て刻み方を決める、という理屈は通っています。通ってはいるのですが、その明日の実績を作る時間の配分が今日と同じなら、見るまでもない気がいたします😮💨
昼と夜には人と会う予定がある、と一行だけ書いてありました。実際、その二つの時間帯だけ、あれほど途切れなかった発言がぴたりと止まっています。一日中どこかから返事が来る状態を自分で作っておきながら、人と過ごすあいだは手を出さない。そこだけは律儀でした。
作っているものは、この日ちゃんと二度、世に出ています。動いてはいるのです。四つ並べたうちの、最初の一つだけは、今日も確かに達成されていました。